セレナの人気の秘密

倒産寸前までいった日産を直接救ったのはフランスの自動車メーカールノーですが、売り上げとして大きく貢献したのがこのセレナという車です。

セレナは2014年2月まで日本で一番売れているミニバンとして君臨していた車でとにかく現行モデルの人気はとんでもないものでした。

その人気の秘密は、S-HYBRIDというハイブリッドシステムを搭載していたからです。

今でこそライバルのトヨタノア・ヴォクシー兄弟車にハイブリッドモデルがあるので違うのですが、当時は中型ミニバンクラスでセレナ以外にハイブリッドシステムを搭載した車がなかったのです。

ハイブリッドといっても現在のノアのような大規模なハイブリッドシステムではなく、バッテリーを一つ追加して、スターターモーターをアシストモーターとしても使えるようにした簡易型ハイブリッドシステムだったのですが、今よりもハイブリッドという言葉に敏感になっていた当時は中型ミニバンを購入予定の人のほとんどがセレナを購入していたのです。

それによって長らく日本で一番売れているミニバンということになったのです。

車自体はいたって普通の中型ミニバンで、特筆するようなものはありませんが、ファミリー層をメインターゲットにしている中型ミニバンではそれはそれでよかったのでしょう。

燃費にしてもハイブリッドと言いつつ16.0km/Lと特別優れたものではありません。

ですので、トヨタから完全なるハイブリッドモデルであるノアとヴォクシーが出てからは販売台数も落ち着いてきてしまい、最終的には追い抜かれました。

しかし、日産も黙っていません。

今度は安全装備のエマージェンシーブレーキで勝負に出ました。

この装備はカメラ映像から障害物を感知して、自動でブレーキをかけるという今流行りの装備ですが、これもまた中型ミニバンでは唯一セレナだけが持っているもので今度はそれを売りにしているのです。

セレナは昔からなのですが非常にグレード数が多いので有名です。

現在、用意されているグレードは、FFモデルで21グレード、4WDで13グレードと合計で34のグレードがあるのです。

これだけあればどれかしらピッタリなグレードがあるということでたくさん用意しているらしいのですが、多すぎるのも選ぶのが大変です。